ベテランの電気工事士。
優しい性格だが、時には厳しいことも。
安全が第一。
高校を卒業したばかりの新入社員。
元気いっぱいで真面目だが、おっちょこちょいな面がありよく叱られている。
最初の方の話題はあんまり覚えてない部分もあるので助かります。
まずは電車が走る仕組みについて。
一般的には屋根に取り付けられたパンタグラフから電気を取り込んで走るけど、地下鉄のようなパンタグラフがない車輌では、3本目のレールから電気を取り込んで走っている。これを「第三軌条方式」と言うよ。
第1回 電車が走る仕組み
電気を取り込むための3本目のレールがあるんですよね。
そして電車を動かすための電気には主に「直流」と「交流」があって、例えば関東・中部・関西・中国・四国地方のJRには直流で、北海道・東北・九州地方のJRには交流で電車が動いているんだ。
第2回 電気の種類と鉄道
それぞれにメリット・デメリットがあって、鉄道の営業エリアの広さや運行速度、電車の本数とか地域の鉄道に求められることに応じて使いわけているんですよね。
そうそう、よく覚えていたね。じゃあ電車を動かすための電気はどうやって作られているか覚えてるかな?
発電所でタービンを回して発電してるんですよね。火力発電所とか原子力発電所とか。
そうだね。例えば火力発電では石炭や天然ガスを燃やして出た熱で水を沸騰させて、そこで生まれた蒸気を使ってタービンを回して発電している。
日本には火力・原子力・風力・水力・地熱・太陽光などのいろんな発電方式があるけど、その発電量の8割は火力発電が担っているんだよ。
第4回 電気の作られ方
TVでは再生可能エネルギーがよく取り上げられてましたけど、実態は違うんだとびっくりしました。
そして発電した電気がどうやって電車や私たちのもとに届くのかも解説したね。
僕たちも作業をしてる変電所の出番ですね!
発電所で作られた電気は送る際の電気抵抗を少しでも減らすために発電所内の変電所で11〜27万ボルトの高電圧に変換されて送られる。
その後に一次変電所、中間変電所、柱上変圧器などを経て徐々に電圧が落とされて企業や家庭に供給されるという流れだね。
第5回 電気が私たちのもとに届くまで
鉄道変電所もこの一部に含まれているので、身近に感じます。電気の歴史についても教わりましたよね。知らない名前もいっぱい出てきて勉強になりました。
第3回 電気の歴史
静電気を発見したターレス、雷=電気という事実をつきとめたフランクリン、初めて電池を発明したボルタ、そして電球を発明したエジソン。たくさんの偉人がいたね。
特にエジソンは教科書にも載ってるけど、発電所を作ったり、蓄音機、映写機など1000を超える画期的な発明を残したことで「発明王」なんて異名もついてるからね。
どこか遠いところの話だと思ってましたけど、自分の身近なものの発明に関わっていたと思うと感慨深いです。
第1回〜5回をざっくり振り返ってみたけどどうだったかな。気になった人はそれぞれの回に目を通してみてね。次回は6回〜10回を振り返ってまとめとなるよ。お楽しみに!
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10回にわたってお届けした「くらしと電気と鉄道」もあと少しでおしまいです。今回は第1回〜5回を振り返って行きたいと思うよ。